みなさま、おコンバンハ
シトロエン横浜緑のハイドロ部長ことロッテンマイヤー原です。
本日は、とっても暖かい日和で、いやいやデリシャスな日曜でした。
店舗スタッフは「ふぅ アツー」とか「気温についていけないよ」と
日本のスバラシイ四季を楽しめない可哀そうなコメント多数でゴザイマシタ。
気温28度、私には「爽やか部長」の名前に代替えしたいくらいの日和ですたい。
さて、本日はハイドロ部長の知られざる過去でゴザイマス。
シリーズに分けてご案内です。。。。
私、ドイツ車からの転身組みでして、実はシトロエンの名前は知りませんでした。
V8以外は車じゃない!くらいのバリバリの大排気量主義者で、鼻息荒くシトロエンの狭き門を潜ったのでございました。。。。
当時、若かったのでしょう・・・怖い物知らずで「売ってヤルゼ!」と店舗に陣取ってお客様を対応しておりましたが、まったくもって車が売れません?
「なんだこりゃ?」とカタログ等のデータやシトロエンの歴史を頭に叩き込んでみましたが、やはりダメ・・・
そんな悩みの月日が三ヵ月も続いたころ、当時の店長に「原くん、シトロエンはね、カタログデータで話ても売れないよ、ユーザー目線と体験で初めて同じ土俵に立てるからね」と その時は何言ってるのかが分かりませんでしたが
まぁ、どうせ売れないのだから、チョロット体験してみっか!とシトロエン車を購入致しました、
当時はボンビー部長だったので、ガタガタの「コヤツ」をマイカーに選びました。。。
名車「BX」でゴザイマスね。
ちゃーんと発音しますと「ベーイクス」となりまする。
「AX」「BX」「CX」とアルファベット順に大型化していくシトロエン達です。
ちなみに「X」はセダンを意味していたかな?・・・・
そんなBXのホントにポンコツを手に入れて、さっそくドライブです。
始めはハイドロの動きが気持ち悪くて好きになれなかったのです。
他メーカーでは、この乗り味は確かに存在しておらず、シトロエンだけの
乗り味でした。
しかもポンコツだったので、よく故障して、交差点はおろか、細い路地を
よく通行止めにしておりました(笑
現奥様と まだ「ラブラブカップル」のころ、調子に乗って真冬の山中湖に
遊びにいったら、真夜中にエンジントラブルでエンジンの掛からない状態で
一夜を過ごしたりと、BXと奥様と共に死線をさまよいました
でも、なぜかこの「ポンコツ」を手放せなくて乗っていたんです。
すると、なぜかシトロエンが売れるようになってきて、「なんでだろ?」
と考えていたのですが、理由が分からずいたところ、当時の店長から
「な?売れるようになってきたろ? シトロエン乗りは実戦から学んでいない営業から車を買ってくれるほど甘くないよ、同じ釜の飯を食って初めてスタート地点、中間地点に行く気があるなら、お客様の知らない実体験を勉強して提供・提案して上げれれば、黙ってても売れるようになり、ゴール地点まで
自分を持ち上げたいならフランス文化の感性を持ち合わせなさい、そうすればシトロエンの世界で有名になれるよ」と 有難く重い言葉を頂戴しました。
難しくてよく分からんなぁ と当初は思っておりましたが、シトロエンにどっしりと身を置く覚悟ができたころは、当時の店長の言っていた意味が理解できました。
いまでは、若い連中に当時の店長と同じことを言っている自分がおかしく思える時があります。
もう元気なBXは手に入らないので残念ですが、記憶に残る車に出会えたことは
私のシトロエン人生にとってとても意味のある財産になりました。
シトロエンユーザー様もこれからシトロエンに乗られる方も記憶に残る車がご案内できればと思います。