皆様お元気ですか?
早いものでもう11月!うかうかしてたら今年終わっちゃいますよ
やり残したことはお早めに
今週は読書週間だそうで
ちょっと前に本屋に行かなくなった話をしましたが
本屋も減ったけど何よりも老眼が進んで立ち読みがしづらい
もっぱら読みたい本はアマゾンで
でもこれはちょっとした落とし穴があって
興味のある本しか探さない
お?何だこれは?みたいな楽しみはちょっとないですよね
という訳で僭越ながら、好きな本をご紹介します
どの本も読み終わって何年もたつのに
時々また引っ張り出して読みたくなる
誰にでもお勧めできるわけではないですが
まあ人んちの本棚を覗いた、くらいの感覚で
まずは梨木香歩著 「家守綺譚」
この人のお話が大好きでほぼ読んでいますが
でも出会いはこの「家守綺譚」でした
NHK・FMでやってる「青春アドベンチャー」という放送劇でやってて
まあそれはたまたま聞いたのですが
興味を持って買ったらはまりました
明治の中頃、琵琶湖近くを舞台に近代化途中の隙間で埋もれていく古来の
文化や伝承を大事に守って人にとっての喜びと異文化との接し方を
この世あの世の隔てなく、人と人ならず者の間があいまいだった世界を描いた傑作です
「村田エフェンディ滞土録」「冬虫夏草」は連なったり重なったりする話です
続いては G・ガルシア=マルケス著「百年の孤独」
コロンビアのノーベル文学賞作家G・ガルシア=マルケスの最高傑作
この本は読みたいな、と思ってぱらっと開くとそこがどこのページであっても
圧倒的な熱量で引き込まれる、当たり前、このお話には時間軸はあってないようなもの
読む熱帯!
ラストシーンは夢に見るくらいの凄まじさ!
陣野俊史著「渋さ知らズ」
渋さ知らズというビッグバンドのジャズ?グループの成り立ちから
2004年くらいまでの活動をメンバーや関係者のインタビューを拾いながら
追っかけていくドキュメンタリー
渋さ知らズに興味がない人には面白くもなんともないかもしれませんが
自分にとっては特別で、これも時々気が向いたところだけ読み直す
この本はね自分の立ち位置を教えてくれる
自分が与太者で何者にもなれなかったことを思い知らされる
僕にとっては大事な本です
ロバート・M・パーシング「禅とオートバイの修理技術」
この本は70年代後半ヒッピーの人たちのバイブルと言われた本です
脳手術で記憶が欠損した主人公が自閉症の息子とハーレーダビットソンで
自分の中の別人格と対話をしながら大陸を横断するお話
小説であり哲学書、オートバイの修理に関するテクニカルなことは特に詳しくはない
価値観は大きく変わっていくけど変わらないもの
相対に対しての絶対感、ツーリング中ヘルメットの中での自問自答に大いに共感する
という訳で何の参考にもならなそうな書籍紹介いかがでしょうか?
しかも梨木香歩さんの本以外たぶん今手に入りにくいのじゃないかと思う
すみません、こんなので
本ってなかなか人に勧めることないじゃないですか
貸すと戻ってこないし
面白がっていただける方がちょこっといたら嬉しいです
そうそう、最後に最近買ったCDを、新譜じゃないですが
グレアム・パーカー&ルーモア「The Up Escalator」40周年エディション
レコードはほんとする切れるくらい聴いた
別にリマスターで音が特別変わったわけではないです
でも全体にクリアになって固まり感が逆に増した気がします
別に古臭くない、名盤です
本は勧められないですが、これは勧められますw
という訳で今回も車の話してないじゃん!
天野でした