こんにちは、天野です
皆様お元気ですか?
昨夜の雨から幾分涼しいですね
停滞前線が関東に横たわっていて
(先週まで東北にいたやつ)
急な大雨の危険性があります
お気をつけください
と書いたところで森英恵さん亡くなったニュースを見ました
96歳!
ついこの間三宅一生さん亡くなって
80年代後半から90年代前半に「イトヘン」(洋服業界の事)
にいた人間にとっては結構感慨深いものがあります
森先生(ってみんな呼ぶ)のご冥福をお祈りします
さて今日はデザイン
森先生と言えばもちろん日本における海外オートクチュールの先駆者ですが
僕が子供の頃には蝶々や花柄の炊飯器とかポットとか出していて
ライセンス商品の先駆けであり生活の中にデザイン性の普及を進めた方です
洋服のデザインに比べると自動車のデザインは
工業製品ゆえに制約も大きく
技術的な要望やコストの問題もあって
なかなか突飛なのもには出来ない部分もありますが
そんな中でも少しだけユーモアなのか勘違いなのか
私どものシトロエンブランドはちょっと面白いと思います
例えばC4
ポストSUVの新提案、とこの間書きましたが
例によって面白いプレスラインを持っています
フロントフードの左右には浅いくぼみがあり
(C5エアクロスと共通ながらこんなおかしなことをしている車を他に見たことないです)
フロントフェンダーのタイヤアーチにはアーチに沿ってプレスがあり
そこに関連付けてあるのかないのかフロントドア前方にかけて
少しいびつなアーチが前方に口を開けるように描かれ
ドアの下部分には黒いサイドプロテクター(エアバンプ風)を補強するように
腰高を強調するように、またはウエストのくびれを表現するかのように
やはりプレスラインが描かれています
結構見飽きません
個人的にはもっと実用に振った先代のC4のこれまたおかしなプレスラインも好きだったのですが
(前から来た線と後ろからの線が交わらず、ドアハンドルも段違いになってる)
現行C4も見れば見るほど面白いです
自動車ですからもちろん乗る楽しさもありますが
眺める楽しみもあります
デザインと言えば昨日、生田の岡本太郎美術館に行ってまいりました
これは庭にある「生命の木」という彫刻というかモニュメントです
この躍動感!
写真では切れてしまっていますが下のほうは根っこのような足のような造形になっていて
やさしさと勢いが同居している
圧倒されると同時に何か楽しい気持ちになる感じがします
真裏が専修大学の校舎になっていて専大の人たちは毎日これを見ているって
ちょっと贅沢ですよね
美術館内は常設の岡本太郎の絵画、彫刻やそのほかデザインを生で見られる
やっぱり実物は迫力があります
「えいやっ」って描いたわけでは無く
ひらめきを具現化するために何度も書き直して計算して
完成品はそれでも「えいやっ」書いた感じ、初期衝動を失わない
どの作品も素晴らしいと思いました
ミュージアムショップも充実しています
太陽の塔のフィギュアが欲しかったのですが
サイズに迷ってまた今度
生田緑地の岡本太郎美術館は8月末で休館になります
お急ぎください
天野でした