本日、最終ブログ
ハイドロ部長の真骨頂ハイドロサスペンションについて、かる~くご案内
シトロエンを調べると必ずと言っていいほど耳にするのが「ハイドロ」です。
シトロエン独自の油圧とガスを利用したサスペンションシステムで俗に言う
乗り味が良い・魔法の絨毯・船に乗ってるみたい な文言を見聞きします。
ただ、勘違いされているシロモノでもあるんですねぇ
ハイドロの本来の目的は「路面と車体を平行して路面に対してタイヤの接地量を
均等にし、安全に走る仕組み」なのです。
ちょっと難しい話なんですが、安全装置として機能するサスペンションな訳です。
ただ、とってもアナログな仕組みだから、一生懸命接地量を調整してるんだけど
速度と路面の凹凸にサスペンションが追い付けなくて、その部分が独自の乗り味に
なり「乗り味がいい」とか「船みたい」と言われる由縁なのですねぇ
こんなカワイイ装置なのですが、内容と仕組みは超一級なのは間違いないです。
いまだに、フランスの主力戦車に使用されてる優秀な装置なんですよ。
ハイドロはあらゆる路面で乗り味が良いかと言うとそうでもなくて
首都高速にありがちな、鉄製の路面の継目などの急な突起物には反応できません。
高速道路を優雅に走ってるのですが、急な突起を乗り越えるとゴトゴト突き上げます
油圧を利用してるからなのかなぁ?急な動きには反応が鈍いので、この点はスプリングサスが
優秀といえますね。
本来は上記の説明通り、安全装置なので乗り味を良くする装置でないから、乗り味話を
してはいけないと考えますが、巷の認識として乗り味が前面に出ちゃってる以上語らないと
いけませんね。
ハイドロが一番乗り味が良いのは、高速道路! 追い越し車検のすごく緩い凹凸を走ってる時ですね
高速道路と言えど、まっ平ではないです。
車体3つ分くらいの ゆる~い凹凸が高速道路の路面になります。
この凹凸を時速100㎞位で真っすぐ走ると、世の中のどんな車よりも気持ちよく走れます。
べ〇ツ・レク〇スなんて目じゃないです。
ハイドロサスに魅了された方々は、この部分だけに酔いしれちゃうんですね
他のマイナス面なんてどーでもよくなっちゃう・・・
私も上記の一人なのですが、ハマっちゃうとお金も時間もハイドロに持ってかれちゃう
非常に困った装置なのですなぁ