みなさま こんばんは
Citroën横浜緑 お休み日にブログ更新の「ロンリー更新好き」の
ハイドロ部長こと HARA NOHITO でゴザイマス。
さて、ここの所「試乗感」のお話しでは足回り一辺倒でございましたが
もう一つの主役でございます「エンジン様」にご登場頂きましょう。
お写真のエンジン様は、もう15年位前からCitroënでは使用している
エンジン様です。
1.6L 直噴4気筒エンジンでございます。
知ってる方は知っておりますが「BMW製」でゴザイマスヨ。
「えっ? なんで???」と思いますが、実はヨーロッパの自動車メーカーは
昔から他ブランドとパーツの共有化を図っております。
単一ブランドが、エンジン・ミッション・車体を作るのは、ここ最近の話しでござます。
このBMW製エンジン もともと「MINI」に搭載しておりました。
かなりの高性能エンジンでして、パワー/トルク とも高出力を得られるエンジンで
国産車が諦めた「直噴式」を採用しております。
ただ、このエンジンも来年2023年には、EU圏での販売は終わってしまいます。
新排気基準「ユーロ7」には、対応できず終焉を迎えようとしております
むろん日本では対応可能なので、輸入は続きますのでご安心を
今でも覚えておりますが、これが搭載されたのが最後のハイドロマシンである
C5に搭載でした。
V6 3.0Lベースの大型ボディーに 1.6Lを搭載して販売することをメーカーから
アナウンスされた時は、皆声を揃えて「終わった・・・」と話しておりました。
発売されてみれば、意外や意外で、多少抵抗はありましたが売れ行きには影響が
ありませんでした。
問題も無かったわけでは無く、アドリングの振動や発進時の排気量から来るトルクの
細さなど細かい話をすれば色々とありました。
その後もCitroënの色々な車両に搭載され、相当改良したのでしょう
問題点も殆どなくなり、今となってはハイパワーを出せる唯一のエンジンとして
なくてはならない存在となります。
C5Xにも搭載されたのですが、これが最後となりそうです。
最後の大仕事として、「発進時のトルク細さ」まで手を加えたようで
どんなセッティングをしたのか分かりませんが、発進時の加速が「ドンッ!」と
飛び出せるよう工夫しております。
ちょっとやりすぎかな?と思えるセッティングですね。
またC5Xの売りである静粛性部分のセッティングも万全で、エンジンマウントなのかな?
新型マウントのおかげで振動などは、まったく感じない作りです。
15年作り続けると ここまで進化できるんですね
とても勿体ない気がしますが、このエンジンもこれで最後です。
フランス本国のC5Xのカタログを見ると 1.2L3気筒 ピュアテックエンジン仕様が
掲載されております。
燃費は、まぁ 普通のエンジンでしたが、それ以外は軽量・パワー・トルク・静粛性
操作性など、ハイレベルなエンジンでしてここまで改良が可能なエンジンも珍しいです。
最後にフラッグシップの車体を飾ることができて良かったですね。