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CITROËN 横浜緑

住所〒226-0016
神奈川県横浜市緑区霧が丘2-8-1
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TEL045-924-3677

営業時間10:00-18:00 

定休日火曜日・水曜日(祝・祭日を除く)

アクセス方法■お車でのアクセス
 ●東名横浜町田出口を国道16号(横浜方面)に進み
  1つ目の信号「卸センター入口」交差点を左折
  1つ目の信号「滝沢」交差点を右折(環状4号線)
  直進3.4Km左側
  スーパー(ビッグヨーサン様)を過ぎたら減速してください。
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 ●JR横浜線・十日市場駅前より大和・相模原方面
  直進1.2Km右側
  しゃぶしゃぶの(木曽路様)を過ぎたら減速してください。
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 ・JR横浜線 十日市場駅
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  どちらの駅も改札を出たらお電話ください。
  当店よりお迎えに伺います。

スタッフブログ

試乗感(もっとも重要 ハンドリング 真剣なお話し)

[2023/04/19]
原 直人(はら なおひと)
試乗感(もっとも重要 ハンドリング 真剣なお話し)
皆さま こんにちは
いつも休日にブログの更新でゴザイマス。

さて、本日は「ハンドリング」について
少々マジメにお語らせて頂こうかと思いまする・・・

お写真は、旧型Citroënのステアリングでございますが
よくよく勘違いされるのが、ハンドリングの話しをしてるのですが
ステアリングと思われてしまいまする・・・

ステアリングは、車輪を左右に作動させるためのパーツです。

一方「ハンドリング」とは、ステアリングの反応精度や遊び
サスペンションの動きや、制動までの総合的な相称であり
車を走らせた時の感覚的な操作を表す言葉ですな。

このハンドリング、開発時に最も時間が掛かり開発費も
ビックリするくらいお代が発生する部分でござます。

私、個人的な意見ですが、このハンドリングが車選びで最も
重要な部分でないかと考えておりまする。


世の男性たちは、エンジンやACCなどの数値化される部分に
価値を見出してしまう傾向にあります。

確かに数値化されると分かりやすいし、いかにも正義な感じ(笑
〇〇〇馬力! 〇〇トルク! 〇〇千回転!
私もバブリー世代なのでエンジンの基準は今でも「V6 3000」では
ありまする。。。


一方、女性陣は「乗りやすさ」「分かりやすさ」を重要視しますね
商談時に女性が訴える部分であり、感覚的で言葉にすると難しい
部分でゴザイマス。


さて、上記の内容を踏まえてお話を進めで参ります。

ハンドリングと聞くと、その昔は いすゞ自動車あたりが
乗用車を売るために「ステアリングbyロータス」と名門
ロータス社にハンドリング調整を依頼していた時代もありました。
当時RV車ビックホーンに「ロータスってどうよ?」と
思っておりましたが、どうもロータス社はヨーロッパ車の多くを
委託して請け負って調整していたらしです。

当時は、私もハンドリングを理解していない「V6 3000野郎」
でしたので、知る余地もございませんでした・・・

さて、ハンドリングの真骨頂はやはりロータス社が作る「エリーゼ」
全然パワーのないエンジン、制御システムもないローカルな車ですが
誰もが認めるスポーツカーですね?

数は少ないですが、圧倒的な信者が存在する車です。
私も乗る機会がありましたが、峠でこれだけ素直に早く走れる車は
記憶にございません。

軽い車体と素直なハンドリングだけで、こうも走れるんだと
V6 3000ってなんなんだろ?と考えさせられる経験でしたねぇ

もちろん、峠を早く走るを目的とした限定的な車なので
ここまで絞って作られてるので、一般乗用車と比較はできませんが
文中にある「素直」は非常に重要です。

一般的な車に話を戻すと、例えば、走行中にカーブに差し掛かりました。
無論ステアリングを回してカーブを曲がります。
この時の運転者の動作・指向は「このくらいステアリングを回すと
車がこのくらいで曲がっていくだろう」と感覚や経験でステアリングを回します。
ある意味、「感」に頼ってるので恐ろしい部分なんですね。

車によっては、カーブが怖く感じる車両も存在します。
背の高い車両は顕著に感じますね。
あえて車種やメーカーは言いませんが、酷い車が沢山そんざいます。

ワンボックスカーなどは、すんごくお値段が張る車両もありますが
ハンドリングはホントに大したことない車両があります。

よく、車高が高いから仕方がないとか、ワンボックスは重量が重いからと
聞いていますが、当社のベルランゴも車の構成や重量はワンボックスと
同じ、しかもベースが「バン」です。
同じ重量・車体がワンボックスなのに、まったくカーブは怖くありません。

これはいったい何なのか?

散々お話の「ハンドリング」が良いからなんですね。

ベルランゴがカーブを曲がっている姿を外から見ましたが
しっかりロールしております。

では、何故ロールしてるのに怖くないのか?


ハンドリングとは、サスペンション・ステアリング・ブレーキ等の
全ての調整(セッティング)を言います。

この調整がとてもしっかりとされているのでロールしても怖くないんですね。
特にベルランゴは顕著ですが、ドライバーがカーブ走行中にロールしてることに
気が付きません。

よく自動車評論家が言う「路面状況がハンドルで分かる」とは
セッティングの良いことを差します。

我々業界の人間も車を褒める時に「ハンドリングが素直」と言います。

ヨーロッパ車全体に言えますが、ハンドリングが悪い車はまったく売れません
どんなにパワーがあっても、最新のACCを搭載していてもです

ヨーロッパの道路事情がそうせざる得ないのですが、アウトバーンやら
石畳、農道などを考慮に入れて自動車を生産しなくてはいけないので
否応なしにハンドリングを煮詰めて生産しないといけないのが本当の理由だと
思いますが、ハンドリングのセッティングにお金と時間を使っているのが
運転すれば良く分かります。

シトロエンのご試乗時に女性の方々に難しい内容の話をするのは控えておりますが
逆に試乗された女性のお客様からは「すごく乗りやすい」とお言葉を沢山頂きます。

これは最大の誉め言葉であり、もっとも感覚的な部分なので自動車の神髄でもりますね

ハンドリングとは、無難に作れば何も感じない曲がる止まるだけの自動車になります。
シャープに特化すればロータスのような自動車にもなります。

「素直」「乗りやすい」ハンドリングは、非常に曖昧ですが、各メーカーが
真剣に作って初めて、ユーザー様が発する言葉になります。

「V6 3000」も良いのですが、ハンドリングにウエイトを置いて車選びをされるのも
宜しいかもしれませんね。

今回のブログは、かなりオタッキーでしたが、近年ACCを代表とした部分が強くなり
自動車の本質・神髄が損なわれているような気がするので、半分グチのようなブログ
でしたが、Citroën車をお乗りの方々には なかなか胸に刺さる内容だったのでは
ないでしょうか?

記憶に残る車は、酷く故障した車か、ハンドリングの良い車でゴザイマスよ(笑