CITROËN 横浜緑

こんにちは、ハイドロ部長のハラです。

私のブログでチョコチョコお出ましする

「ハイドロサスペンション」Citroënを

代表するサスペンションで、60歳位の年齢で

車好きのドライバーならご存知のシステムです。


現行のCitroënには装備されておりませんが

10年前位の一部車種に搭載されていた画期的な

サスペンションですた。

俗に言う「エアーサスペンション」の派生システムで

「油圧サス」などと言われてます。

ただ厳密に言うと、油圧では無く窒素ガスが正解です。

「魔法の絨毯」「船に乗ってる」などの乗り心地が良い

イメージで宣伝、表現されてますが、本来ハイドロサスペンションは

これらの乗り味を良くするためではないんですね。

あくまでも「安全性」の為に、作られており

乗り味は副産物として「たまたまそうなっただけ」なんです。

図で見ても「なんだそれ？」なんですが・・・

ハイドロサスペンションは、各サスペンションに

独立した窒素ガスタンクを装備しており、走行中車体が

傾いたり、4輪中1輪が空転したりすると、ガスタンクを

制御している油圧システムから指示が出て、各ガスタンクで

4輪のタイヤの押し付ける力を制御します。

押し付ける力を適切に配分することで、車体を安定させます。

ハイドロサスペンションの大まかな仕事は上記になるのですが

Citroënが狙ってたのは世界一安全な車だったんですが

なぜか、安全よりも乗り心地に世界的に目が向けられて

しまった訳です。

ただ、このハイドロサスペンション、一度乗ってしまうと

病みつきになってしまうほど癖の強いシステムで、一度は

経験して欲しかった装備ですね。