相変わらずお暑うございます、皆様お元気でしょうか?
この間ちょこっとラジオで聞いたんですが
僕らの子供時代、仮面ライダーか何か特撮ヒーローものの番組で
敵側秘密結社(仮面ライダーで言うとショッカー:素晴らしいネーミングですね)
が日本上空にもうひとつ小型の太陽を作って東京の気温を上げてしまえ!
というエピソードがあって、その時の敵側の目標気温が38℃!
って今じゃ普通の気温じゃん!
さて今回は去る7月19日から3日間、フランスはパリ郊外 ラ・フェルテ=ヴィダムで行われたシトロエン100周年ミーティングの様子を写真盛りだくさんでお送りします。
その道では有名人!弊社伊藤邦彦が自腹で参加してまいりました。
お土産の膨大な写真からランダムに選んでできる限り、
現地の熱気を感じていただければと思います。
フランスはもとよりヨーロッパ各地から集まったシトロエンが1万台!
会場のラ・フェルテ=ヴィダムはいわゆる城跡でフランス革命時に破壊されたまま保存されている、かつてミシュランがシトロエンの開発とテストのために買い取った812ヘクタールという私有地としては国内最大の敷地を誇るテストコース併設の施設だそうです。
まずはこのピックアップトラック、チョップドされたZX(大昔にレンヌで見たことある!)かC15かこの角度からはわかりませんが
道中からすでに血液の濃そうな感じがします。
でもミーティングは極めて穏やかに開催されたようで
基本的に伊藤の写真は車のものなのですが時々移る人々の表情がすごくリラックスしていて
純粋に100周年を祝って楽しんでる感じがありました。
個別にコメントをつけているときりが無いので、ご自慢のシトロエンを見せてもらいましょう!
ここは現在もPSAのテストコースとして使用されていて
トヨタが最近作ったサーキットコースみたいのじゃなくて、ヨーロッパの道路事情に即した様々な路面の石畳や未舗装路、緩やかなアップダウンが続くワインディングやヘヤピンやS字カーブが連続する実地コースになっているそうです。
シトロエン(だけじゃないでしょうけど)の走りはここから生まれているのですね。
XMになると既に最近の車の感じがします。
XMの形は今見てもすごいですね!かっこいい!
特にこのグリルが小さな前期型の未来感は半端ないです!
トラクシオンの隊列!
以前中央のブログに書きましたが(そのうちアーカイブします)トラクシオンの最大のエポックはこの車高の低さ!
FFレイアウトと世界初の量産モノコックボディがもたらした車高の低さが長期にわたり生産され続けた最大の要因であったと思います。
ディアーヌさん達、日本ではあまり見ることないですが、2CVとDSの間を埋めるべく作られたディアーヌ、2CVの高級版というだけではない魅力があります。
この路線がAMI、VISA、AXへと続いていくのですかね。
DS21がこんな居並ぶともうウツボの水槽のようですw
DSは今見ると「自動車作るつもり無かったでしょう?」と思いますね
デティールは確かにフランス人が憧れるアメ車の具現化なんでしょうけど
(この話をし始めるとゴダールやストラヴィンスキーの話までいかないと終わらないのでまたいつか)全体のフォルムがあまりにオリジナルすぎて空前絶後です。
DSとブランドを分けてからシトロエンオリジナルDSはDSブランドのものの様な扱いになっていますが、DSはシトロエンですよね!
ブランドを遡って分ける意味と気持ちが僕にはわかりませんが、まあ戦略なのでしょう。
戦前のシトロエンも魅力的です。
それにしてもきれいな車です
このあとどんどん見たことない車が出てきます
2年半前にコンセルヴァドアール見学に行きましたが、今回集まった民間で持ってる車のほうが生きた車な感じがあります。
実際に生活の中で現在使っているかどうかはともかく、愛して持っているオーラを車に感じます。
下は「プチシトロン」5CV・TypeCです
世界初のフィメールコンシャスカー!
この車のヒットがシトロエンを世界的な自動車会社に押し上げました。
1922年のことです。
「100周年だよ!全員集合!」はまだまだ続きます、写真が山のようにあるんです
また次回! 天野でした。