オッス!
声が小さいぞ、もう一度! オオッス!
という訳で、3回にわたってお送りしてきた「100周年だよ!全員集合」も今回が最終回です、お付き合いいただきありがとうございます。
シトロエン横浜緑、遅れてきた新人天野です、ベーシストですからもちろん真ん中でお客に「オッス!」と挨拶するわけですw
2CVアラカルトは原さんが紹介してくれたので、ちょっとあっさり目で
前にも書きましたがここは現在PSAのテストコースだそうです
フランス革命時に焼き討ちにあって取り壊されたお城をそのまま放置してテストコースとして使用しております。
国内で想定される路面状況、砂利道、アスファルト、石畳などいろんな路面とカーブで構成されております。
かなり広いところで中には湖?池?もあり、別荘地のようです。
前回紹介したバス、よくわからなかっとのでインターネットで色々検索してみましたが、やはり分かりませんでした。
ちょと時間をください
シトロエン バス で検索すると一番たくさん出てくるのが「CITYRAMA」という総ガラス張りのバス
おそらくパノラマの掛けた造語なのでしょう
「Currus:クルス」というコーチビルダーに50年代シトロエンが依頼して作らせたパリ観光用のバスだそうです。
頭に突き出た角?これは何に使うのでしょうか?
記憶の片隅にあった映画「地下鉄のザジ」に出てきたのってもしかしてこれ?
って思って調べたらやっぱり当たってました!
とってもキュートな映画ですのでフランスの旧車好きはジャック・タチの「ぼくの伯父さん」と共にお勧めです。
カラリングとかヘッドライトとか往年の小田急ロマンスカー:3100系NSEみたいですね。
まあ本編とは全く関係ありませんが
下の写真は今回のイベントで撮影されたものですが
この顔の「CITYRAMA」もあるみたいなんですよね
たぶん60年代のものだと思うのですが
このトラックも画像検索には引っかかるのですが、なかなか核心に行きつかなかったのですが、やっと少しだけわかりました
これは「Belphegor:ベルフェゴール」というシリーズで、1964年にフラビオベルトーニによってデザインされたトラックのシリーズで3.5トンから8トンまであったようです。
それにしてもユーモラスな顔です
最近は威嚇するようなフェイスの車が増えていますが、こんなのとすれ違ったらニコニコしますよね。
タルボやパナールみたいに合併したり、シムカがマトラを傘下に持っていたりした時期があるので、案外そのあたりにヒントがあるかもしれないと思って調べていましたが、当時フラビオベルトーネはシトロエンのデザイナーで乗用車もデザインしていましたので、意外と純血な成り立ちでした。
その後このシリーズの拡大のためにベリエというトラックメーカーを買収したりしています。
商用車とトラック、バスはあまり大きく扱われることが無いですが、奥が深いです。
おなじみクサラ、シトロエンのレーシングカラーに塗られたラリーカーたちです
このBXはブレークかと思ったら2ドアです
乗用車ベースの商用車もフランスにはたくさんあって
おそらくその仲間なんだと思います、ちょっとかっこいいですね
そして最後は見たことのない色のC6
かっこいい!
伊達者ですね、これはよっぽどキャラクターの立った人でないと、と思います。
伊達者と言えば、アラン・ド・ロンさん倒れる!というニュースをちょっと前に見ましたが、大丈夫でしょうか?
NHK BSでやってたロングインタビュー見ました、やっぱり年とってもかっこいいです。
僕が子供のころのフランス人と言えばアラン・ド・ロンとジスカール・デスタンですかね。
ジスカール・デスタンは母が「かっこいい!」って言ってた覚えがあります。
例によって脈絡もなく書き連ねてみましたが、何はともあれ100周年!
皆様のご愛顧で紆余曲折ありましたがブランドは生き続けてみました。
乱暴なことを言ってしまうとシトロエンは時代時代で様々な車を作ってきました、
変化続けるのがシトロエンです
たかだか100年!
フランスの工業製品に伝統という概念は似合いません、常に進化することが伝統なのです。
ですからデザインも技術もシトロエンらしいものなんて実は何にもないですし、またシトロエンらしくないものも何にもないんだと思います。
これからの100年!どう変わっていくのか、どう生き残るのか、楽しみです。
さてお送りしてきました「100周年だよ!全員集合!」これにておしまいです、風邪ひくなよ!歯ぁ磨けよ!というわけで、また来週!