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アクセスマップ

CITROËN 横浜緑

住所〒226-0016
神奈川県横浜市緑区霧が丘2-8-1
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TEL045-924-3677

営業時間10:00-18:00 

定休日火曜日・水曜日(祝・祭日を除く)

アクセス方法■お車でのアクセス
 ●東名横浜町田出口を国道16号(横浜方面)に進み
  1つ目の信号「卸センター入口」交差点を左折
  1つ目の信号「滝沢」交差点を右折(環状4号線)
  直進3.4Km左側
  スーパー(ビッグヨーサン様)を過ぎたら減速してください。
  16号からの詳細はこちらをクリック
 ●JR横浜線・十日市場駅前より大和・相模原方面
  直進1.2Km右側
  しゃぶしゃぶの(木曽路様)を過ぎたら減速してください。
  十日市場からの詳細はこちらをクリック

■電車でのアクセス
 ・JR横浜線 十日市場駅
  東急田園都市線 長津田駅
  どちらの駅も改札を出たらお電話ください。
  当店よりお迎えに伺います。

スタッフブログ

デザインのお話

[2021/04/04]
天野 恭太郎(あまの きょうたろう)
こんにちは!
皆様お元気でしょうか?
暖かくなってきていい調子ですか?

この間、朝なかなか起きてこない僕をうちの家内が見かねて
「大丈夫?会社行かないの?」って聞いたら
本人全く覚えていないのですが
「いまお寿司食べてるから、起きたくない」と言ったそうです
幸せ者ですねw

基本朝は苦手で、休みの日はお昼前に起きることはほぼありません
寝起きも悪く、起きて30分はぼーっとしていて、人間じゃないと言われています
放っておくと平気で14時間くらい寝てます

毎日起きられて会社に来ているのは普通じゃなくて
たまたまですね、良かった今日も起きられた
とほっと胸をなでおろす日々です





くだらない話はともかく
3月20日に「4月12日にシトロエン新型車のワールドプレミアを行う」
という発表がありました

僕が見た記事は新型のC5セダンじゃないかと書いてありました
さて楽しみですね、どんなのでしょうか?

シトロエンの大型サルーンといえばC5が無くなって以来久々です
世界的なセダン不人気の状況の中、プジョー508、DS9に続く真打登場なのか?

思い出されるのは2016年のパリサロンに出品されたCXperienceConcept
最近モデルチェンジしたC3のグリルもこの車のモチーフが使われて
これからのシトロエンの方向性を表現しているのでしょう
デザインのお話
2016年の年末にシトロエンデザインセンターで10月にモーターショーに出したばかりのCXperienceConceptを見せてもらいました


デザインセンターは2004年にできた比較的新しい施設で
パリ郊外ベリジーというところにあります
大型の船のような紡錘形の建物で、半分に区切ってプジョーとシトロエンと半分づつ使っているそうです
当時はDSのデザインはまだシトロエンの中にありましたが
翌年4月にはDSブランドのデザインチームは他の場所に引っ越す予定だと言っていました
デザインのお話
全長485cm 全幅200cm 全高137cm
低く長く幅広のスポーティさとエレガントさを表現して
ブランドのフラッグシップデザインとしては秀逸です

特筆するべきはこの黄色いシート
写真で見た時はレザーだと思ってたのですが、実はファブリック
お店にあるソファの感じに似ていますが、もっと織り糸の細い感じでした

デザイナーの人と話したときにレザーじゃないのね?って聞いたら
以前だったらレザーでやろうとしたかもしれない
また、DSだったら間違いなくレザーで作ったと思う
でもシトロエンのアイデンティティを考えた時に上質なファブリックで作るほうが意味があって、シトロエンらしいと考えた
というようなことを言っていました

凄く合点がいく話で印象に残っています

元々レザーシートが高級なんて考えはフランス車には無いですもんね
ショーファー付きのクルマは偉い人が乗る後部座席はファブリック
乗り降りが多く、耐久性が求められる運転席だけレザーというのが
馬車からつながる伝統なわけです

黄金時代の英国車のコノリーレザーに代表される上質なレザーシートの出現が歴史を変えていったのでしょう


デザインのお話
シトロエンのレザーシートなんて今でこそ良くなりましたが
30年前のモデルなんてひどかったですからね
ひび割れる、お尻が滑る
もう病気のカブトムシみたういな質感(言い過ぎだ!)

Xmの後期型(だっけ?)を作るときに革の鞣し方をものすごく研究して
ブリティッシュ・コノリーレザーのような薄い革じゃなくて
厚手の柔らかいレザーを開発したそうです

そして今はバイエルンで作られるナッパレザーがPSAのレザーシートの主流になっています



さてフロントグリルの両側に開いていくダブルシェブロン
新型C3のインフォメーションで「CXperienceにインスパイアされた」と表現ざれていましたが
いま改めて見るとヘッドライトデザインにも影響が見られる気がします
デザインのお話
海外のスクープサイトを見る限りこのモデルとは全く違うものになるのでしょうが
DS4がスクープ時のもっさりした不細工なデザインじゃなくて
エッジの効いたかっこいいクルマで出てきたように
カモフラージュの手が最近は込んでいるらしく
今の時点では楽しみに待つほかありません

前にも書きましたが
コンセプトカーやショーモデルを作る際に量産のことをどれぐらい含むのかという僕の質問に対して
デザイナーの方は「全く考え無い」と言い切っていましたから
コンセプトがあってそれに沿った最高のデザインを作るのが私たちの仕事だ、と
ですから量産モデルが「全然違うじゃねえか!」なんて言うのは野暮ってもんです


自動車の量産というのは技術的なことコスト的なこと
トレンドやマーケティングなどあらゆる要素で構築されるわけで
それは日本のクルマもヨーロッパのクルマも力加減のバランスの差こそあれ
今の時代に合わせたもので出てきているのは間違いないです


デザインのお話
デザインセンターに行った際に当時のCEOリンダ・ジャクソンさんのスピーチがあって
「もう一度フルラインナップで戦えるブランドにする」とおっしゃってて
(リンダ・ジャクソンさんは今はプジョーのCEOですが)
ブランドを愛して、携わってきたものの一人として志を新たにしたことを再確認して

さあ!新型のワールドプレミアム!鬼が出るか蛇が出るかw
ワクワクしながら待っております


天野でした!