
皆さま、こんにちは
シトロエン横浜緑 ハイドロ部長こと
マニア向けご案内大好きのハラ ナオヒトで
ゴザイマス。
本日は、マニアックに行きますゾ!
さて、先日ご発表の「NEW C4」に搭載された
新型エンジンのご紹介でゴザイマスな。。。
話題の中心は「ハイブリット」に行きがちなのですが
実は、エンジンも大変更されております。
今後、ストランティスグループで発売されるであろう
ガソリンエンジンは全て、このエンジンとDCTミッションの
ハイブリット車両となります。
今回のエンジンレイアウトは、1200㏄ 3気筒ターボエンジンとなり
C3やC4に搭載されていたエンジンレイアウトと同じです。
今回のエンジンは、60%を新規設計されており、前作の不具合箇所や
燃費向上、静粛性を徹底的に変更されておりますです。
大きく変更されたのが「タイミングチェーン」ですナ
前作がタイミングベルトを使用しており、耐久性に問題を抱えており
まずは、耐久力をつけるためチェーン駆動に変更です。
また、これも前作で問題があった「OIL消費」に対処すべく
ピストンリングを強力なタイプに変更して、前作の不具合に対応しております。
更に、ターボエンジンでは異例の圧縮比を11㎏と高圧縮エンジンに変更しており
これに合わせて、燃料噴射圧を35MPaまで増強するなど、かなりのパワーUPを
図っており、高回転まで綺麗に回るエンジンになっております。
また、エンジン振動が驚くほど修正されていて、エンジン自体かマウントが
振動を相殺させているか不明ですが、3気筒エンジンと思えない静粛性です。
この静粛部分は、私も驚きました。
以前搭載されていた、BMW製1.6L 4気筒エンジンよりも静粛性が高いのが驚きです。
ここからは、フィーリングの話となりますが、このエンジン自体がDCT(デュアルクラッチ)と
発進用モーターのコンビネーションを想定して作られており、発進加速をモーター駆動で
考えいることから、エンジン単体の低速域はあえてパワーを割り振る必要がないので
中・高回転域のパワー重視で設定されているようで、かつてのフランス車のような
高回転域の加速力に特化されたセッティングです。
このセッティングは、ベテランドライバーが大好きなセッティングで非常に楽しめます。
日本車やドイツ車と比較して「ここが違う!」と言うのであれば、まさにこのセッティングでしょう
ここ数年、低速トルクが強い車が沢山あり、ATも多段となった現代では燃費向上が主役となって
いましたが、どこも「似たもの同士」なセッティングとなり、各ブランドの楽しさや選択肢が
狭まっておりましたが、久々に高回転域で元気の良いエンジンの登場は玄人の方には嬉しい限りです。
ただ、気をつけたいのが「走り方」です。
これだけ分かりやすいエンジンを作ったので「たのしい~♪」とガンガンとエンジンを回して運転すると
普通の燃費かそれ以下の燃費となります(実際、調子にのりまくりで運転したら、シッカリ燃料喰いました)
電気走行に気を使って走れば、シッカリとハイブリットの燃費で、今までの1.2Lエンジンとは比較になりません。
選択肢でどうにでもなる、エンジンなので「メリハリ」を大事にするフランス車乗りの方には良いかもですね
今年の夏に発売する「NEW C3」も同様のシステムが装備されるので、車体が軽いC3にこのエンジンは
ある意味、楽しみなシステムですナ。
マニアックで玄人好みのエンジンは、私のようなベテラン営業にはピッタリの商品です。
玄人を自負されるお客様は、是非ご来店頂き、乗ってみませんか?