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アクセスマップ

CITROËN 横浜緑

住所〒226-0016
神奈川県横浜市緑区霧が丘2-8-1
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TEL045-924-3677

営業時間10:00-18:00 

定休日火曜日・水曜日(祝・祭日を除く)

アクセス方法■お車でのアクセス
 ●東名横浜町田出口を国道16号(横浜方面)に進み
  1つ目の信号「卸センター入口」交差点を左折
  1つ目の信号「滝沢」交差点を右折(環状4号線)
  直進3.4Km左側
  スーパー(ビッグヨーサン様)を過ぎたら減速してください。
  16号からの詳細はこちらをクリック
 ●JR横浜線・十日市場駅前より大和・相模原方面
  直進1.2Km右側
  しゃぶしゃぶの(木曽路様)を過ぎたら減速してください。
  十日市場からの詳細はこちらをクリック

■電車でのアクセス
 ・JR横浜線 十日市場駅
  東急田園都市線 長津田駅
  どちらの駅も改札を出たらお電話ください。
  当店よりお迎えに伺います。

スタッフブログ

インテリアデザイン C5X

[2022/10/17]
天野 恭太郎(あまの きょうたろう)
はい天野です、こんにちは

みなさまお元気ですか?
季節の変わり目、自分では気が付かない疲れがたまって
一気に歯が痛くなったり、腰が痛くなったり
頭が痛くなったり
はい、それは僕です

ご同輩!ひとまずは低空飛行でゆっくりいきましょう!
ご自愛ください(誰に言ってるんだか)
シトロエンのクルマはのんびり・ゆったりです

それは車のサイズにはあまり関係なく
(もちろん車種によってキャラクターの違いはありますが)
リラックスした空間とドライブを提供しております

と言う訳でC5X、インテリア編です
特に奇抜なところはございません
あくまでシンプルにして上質!


大昔、先代フラッグシップ・シトロエンC6が出た時に
インテリアデザイナーがコンセプトは「ZEN」(≒禅)だって言っていたのを思い出しました
(まあヨーロッパの人が考える「ZEN」と僕たちが考える「禅」が認識として同じなわけは無いのですが)






インテリアデザイン C5X

禅はいわゆる禅宗のことで、仏教の一派なのですが
禅が目指すものは「精神の統一」「人間本来の生き方をする」という事だそうです
メディテーションとかとも近いのかもしれませんが

まあインテリアコンセプトの禅は禅宗の影響を受けた
建築の書院造や数寄屋造、そしてそこから取り入れた服飾様式から来ていると思われますが
幽玄、渋み、詫び寂びなどで表現される広い意味での美意識という事だと思われます

元々中国の宋の文化として鎌倉時代から室町時代に日本で広まり
ある種ミニマリズム的な華美を排し無駄を排するシンプルさに美しさを求めました

日本はもちろん、世界的にもいろんなところに禅の影響はあります
広くはアールデコとかも(もちろん構造主義やキュビズムの影響もありますが)
禅の解釈と思われます




インテリアデザイン C5X

全く関係ない話になりますが
娘の友達が仏教系の大学に行っていて
やっぱり仏教や禅の授業が必修であるらしいんですよね
彼女曰く「一番だりぃ!仏とかいねえし!」
結構名言だと思います、笑いました
(教えているほうは泣いているかもしれませんw)



話を戻しましょう
自動車ってもちろん工業製品ですから大量生産に向いたものである必要はありますが
技術の進歩やマニュファクチュアラーの統合などによって
基本中身は大きく違いがなくなってきた昨今
ブランドのアイデンティティはどこで表現するのか

それは乗る人に対する見せ方の感じさせ方の演出では無いかと思います


インテリアデザイン C5X

ほら!後部座席のレッグスペースの広さ


「おもてなし」といって招致したのは東京オリンピックですが
シトロエンはその前からおもてなしの精神で車を作っています

曰く「乗る人にやさしい」


冒頭で書いたようにすべてのモデルにそれは息づいています






インテリアデザイン C5X

細部には諸々のこだわりがありますが
連続するダブルシェブロンはDS5とかでもやっていましたね

ダッシュボードやドアのウッドパネルもダブルシェブロンをモチーフに作られているそうです
どちらかというと箱根組み木細工っぽい感じもします
恐らくキュービックウッドというおがくずと樹脂を混ぜて作ったマテリアルで
模様はプリントだと思われますが
高級感というよりはシンプルさのほうが勝って
結構潔い印象です

それよりもダッシュボードの上部に配されたレザーっぽい部分の型押し
これは何でしょうか?
通常レザーのシボみたいなのを模して作ることが多いですが
(C6や初代C4は木目っぽい柄でしたし、天野も乗っている初代C3はオーストリッチを模してっ作られていました)
これはちょっと幾何学模様風で
ウッドパネルと共通性を持たせたデザインとなっています

わざとらしくなくてマットな質感がすごく良いと思います





インテリアデザイン C5X

ウッドパネルもつやを付けず、マットな質感で
ギラギラした所はありません
さりげなく、馴染みます

恐らくDSブランドとの差別化ということも考えているのだと思いますが
あちらはデザイン優先、奇抜なことをしてなんぼ
ある意味こけおどし的なところが良いところです(これ褒めてるつもり)
それに対してシトロエンはやっぱりシックですよね

誤解を恐れずに言うと「分かりにくい」
でもこういうのを愛でるセンス、大人な感じです
そういう方が多くいらっしゃれば
文化的に成熟した社会と言えるのではないかと思います

細かく色々な仕掛けがさりげなくちりばめてあります


インテリアデザイン C5X

ギターマガジンという雑誌があって、今月号の特集はは「レスポールの70年」
レスポールというのはギブソン社が1952年に発売したエレキギターで
天野がバンドマン時代に愛用していたレスポールは40周年記念モデルだったので
あれから30年も経つのか、と愕然としてしまいましたが
40周年記念モデルは黒ボディにエボニー指盤、P90というシングルコイルピックアップを模して造られた
いわゆるソープバーと言われるクリーム色のP100というミニハンバッカーを搭載
50年代初期レスポールのちょっとレプリカでネックは太く、重量が5kgくらいあった
重いギターは音が良い、という思い込みで選んだのですが
音は良かったですね

その後70年代のレスポールデラックスも買いましたが
僕には音が甘すぎで軽すぎで、いまいち気に入りませんでした
その40周年モデルも生活のためにあるとき売っちゃったのですが
いまエレキギターは高校の時に寿司屋でバイトして買った
フェルナンデスのテレキャスター(魔改造)があるだけなので
やっぱりレスポール欲しいな、と思った次第です


こんな話をしたのは文章が長くなってきてどうせ誰も下まで読んでる人いないだろう
と思ったわけでは無くて
今日ネットのニュースでギブソンから「オリジナルコレクション・ファデット」という
新しいシリーズが発売されたというのを見て
ファデットというのは艶消し、サテン塗装の事で
手触りがさらさら、ちょっとビンテージっぽいルックスになります
それを見てC5Xの内装ってファデットななのか、と思ったわけです


インテリアデザイン C5X

長く愛していただける、そのへんはかなり考えて作られたのだと思います

けして安いクルマではありませんし
突出したスペックがあるわけでは無い
それでも、今までのすべてのシトロエンと同じように
乗るたびに「やっぱりいいなあ」と思っていただける
そんな1台になっています、そして何よりも上品で上質

田舎者にはわかりません
これは感性を試される1台です
うーん、ある意味フランスっぽい!

試されに来てください、天野でした。